巡り社 森の事始め
箕輪町にある無量寺 裏山[西光山]を拠点に、山や森についての知識を深めるワークショップを開催しました。

  



今回は、巡り社メンバーを対象に、NOP特定非営利活動法人[森の座]の西村智幸代表を講師にお迎えして開催しました。また急遽、南箕輪を拠点に、行政と連携して里山整備に取組む[ちいもり]の杉本健輔さんも同行してくれました。ちいもりさんは、ご夫婦で活動されており、無量寺のある北小河内区の山にも箕輪町と連携して関わってくださっています。
  


  




ワークショップ1
火起こし

  


ワークショップのはじまりは、2チームに分かれ着火技術を競いました。準備されたものは[マグネシウムの棒・新聞紙一枚・ノコギリ]です。 マグネシウムの棒は初体験だった為、はじめは戸惑いつつも、燃えやすい枯葉や小枝の材を探し求め、徐々に着火剤の火花が大きく散るようになり、無事に火をつけることが出来ました。

森の座さんが山に入りまずやる事は[火を起こす]とのことでした。これは、チェーンソーなどの振動により生じる振動障害[白ろう病]予防の為とのこと。因みに、燃やす材料も全て現地で調達し、15分以内に火を安定させるそうです。すごいですね。

 


西村さんは、実際に災害ボランティアなども経験されており、こういった知識と経験が現場では役に立つとの事でした。
今はオール電化、中には火に触れる事さえ[危険だから]と許されない時代です。でも、[火を起こす]、[火を使うこと]は誰もが必要な知識だと思うのです。暖をとるにも、調理をするにもなくてはならないもの。命の源です。

こういった「火を扱う」という知識は誰もが持つべきではないのでしょうか。

  



  





ワークショップ2
国内や地域の木材の使用状況及び、山の状態について知る

  



木枠の立方体を使ったクイズ形式のワークでは、国民の木材消費量や木材の国内自給について、体感しながら学ぶことができました。



国内の木材消費について

建築材、薪などの燃料、ティッシュや紙など幅広な用途を含む一人当たりの年間木材使用量は減少傾向にあり、1995年から2020年の四半世紀においては半分に減っているようです。

これらは、デジタル化、震災後の建築意識の変化や、耐震性・防火性の観点から建築材質の選択の変化が関係するのでは?と西村さんの見解でした。また自給率が上がってきているものの、実際のところ減少の多くは輸入材にあたるため、国産材の使用量に変化は見られないそうです。因みに、

1番大きなBoxが1995年、国民1人辺りの木材使用量。中間サイズが2020年。

その他にも、山に生育する樹種や植林された樹種についても楽しく学ぶことができました。
 

  



このワークショっプは箕輪町森づくり・活用事業補助金助成事業として開催させていただきました。